世界屈指の眼鏡大国の一つであるフランスが北米市場進出をし始めた戦後の1950年代以降の、日本人により適したサイズ感の良さを筆頭に、デザイン、クオリティ、生産性、機能性と、
FRAME FRANCEにとってすべてが確立した、プロダクトとして完成された時代である1960年代頃のFRAME FRANCEから、
最新のアイウェアシーンでもファッション関係者や高感度な方を中心にじわじわと人気を集めつつある今の気分で探している方も多いはずのデザインとも言える、
OVAL CATEYE がまっさらな最高ランクのデッドストックで入荷しました。
カートコバーンのサングラスでも見たことがある方も多いOVALを緩やかに外側に吊り上がらせた独特のシェイプは元々1960年代頃に存在していたアイウェアデザインで、
UNISEXでミニマルなそのルックスはどこかモード感をも感じさせる洗練された雰囲気を漂わせており着用時に綺麗に眉にそうような流線形のフレームラインが美しい仕上がりとなっております。
当時この手のデザインのものも様々な仕様のものが存在しており通常のフラットなものから、この個体のように鎧部分を内側に曲げ込んで、さらに表面に球体のような丸みをつけた成形がなされるという、
通常の仕様よりも一手間も二手間も手の込んだ細部のディティールなど、現行のものでは決して味わうことの出来ないような、この時代のヴィンテージでしか見れない当時の技法が宿っている点もこの時代のヴィンテージにこだわる理由の一つかと思います。
ミッドセンチュリー期のFRAME FRANCEによく採用される六角星のリベットがあしらわれていることは当時のフレームの証となっており、そこに現代の眼鏡ではまず見ないような立体的で奥行きのある球体状の成形や、
この時代のアイウェアの独特の黒光のエグいZYL素材のBLACK生地とが一体となることで、
明らかにその辺りではまず見ないような非日常感やモノとしての色気を感じさせてくれ、また所有していて、着用していてワクワク気分が上がるような高揚感を与えてくれるはずです。
細部に至るまでスーパープロフェッショナルな徹底的な手入れと、想像を絶する鬼のような検品の行き届いたここでしか味わうことの出来ないレベルの最高ランクのデッドストックコンディションに加え、
眼鏡選びの上でデザイン以上の最重要であるサイズ感も、ヴィンテージのこの辺りのデザインでは非常に貴重なゆとりを持ってかけることができ、
使い手のニーズや条件、用途に応じてクリア、カラーのレンズといかようにも融通のきく包容力の非常に高く、他では中々出会わないサイズ感というあたりもこの個体のポテンシャルの高さをより一層高めております。
フレームの縦幅が短くすっきりとしたデザインということもありレンズサイズは実寸で約52mmでかなり良い感じで、
かつブリッジ幅の狭いサイズ設定と、
日本人フェイスで非常に黒目のバランスがとりやすいシルエットバランスかつ鼻のフィット感もカチッとしているという点も超ハイスコアを叩き出しております。
当時の紙タグ(タグには元々糸がついておりましたが経年で劣化しており、粉々になってしまいました。)からわかるように、
この時代のPARIS発のプロダクトということもあり
、当時のFRAME FRANCEのこの辺りのデザインのものでも頭ひとつ抜きん出たフレーム自体の作り込みに加え、洗練され垢抜けた佇まいの美しさやモノとしてのセンスの良さも実感いただけるはずです。



※SIZE
テンプルの全長 [135mm]
フレームの横幅 [139mm]
フレームの縦幅 [42mm]
レンズの横幅 [52mm]
レンズの縦幅 [35mm]
ブリッジ幅 [18mm]



※状態
1960年代のデッドストック品。
使用において問題の生じる大きな問題もなく、全体的に綺麗で艶もあり非常に良い状態になります。
こちらはフレームのみの販売になりレンズは付属しておりません。



※製造国
MADE IN FRANCE



※色
BLACK



※素材
プラスティック