現代のアイウェアシーンでは欠かすことの出来ない1969年創業のイギリスLONDONのハイエンドエリアであるナイツブリッジ発の大御所デザイナーアイウェアブランド
CUTLER AND GROSS がまだブランドを立ち上げて間もない頃の最初期の作品にあたる1960年代から1970年代頃の最初期頃の作品から、
これまで過去に見てきたオールドカトラーでも極太テンプルラウンドと並び、もしくはそれ以上かもしれない個人的にNo.1に位置付けできる完成度の超極太ストレートテンプル小径INDIGO PANTO がまっさらな最高ランクの正真正銘デッドストックで待望の入荷となります。
幅広リムの小径なレンズ枠のPANTOシェイプにエンド部分の最大幅が約2.6cmまで太くなるULTRA 極太ストレートテンプル、
それらに追い討ちをかけるかのような非常に高品質なINDIGOブルーのセル生地が
UKヴィンテージのセルフレーム部門でもトップレベルの佇まいに仕上がった、この時代のカトラーがつくるアイウェアのヤバさをマジマジと痛感させられる圧巻の内容に仕上がっております。
フロント部分に関しては、
レンズサイズ約39mmの小径なPANTOシェイプのレンズ枠に、バランスの良いシルエットでかけられるようにブリッジ幅はお約束のロングブリッジを採用しその幅28mmと絶妙な実寸設計がなされているあたりも脱帽もので、
リム幅おおよそ8mmという超幅広仕様のリムが素晴らしいバランス感で仕上がっており、
どこかコルビジェの眼鏡っぽい雰囲気をも漂わせております。
古い時代のUKヴィンテージで過去に何本か確認されている極稀に存在するクレイジーな太さに仕上げる
超超極太ストレートテンプルが採用されることでフレーム全体の佇まいを一気に怪物たるものに押し上げており、
エンド部分の内側には古い時代のUKヴィンテージの真骨頂ディティールを最も代表する手彫りの滑り止めが採用されているあたりも
一切の妥協を許さないイギリス製ハンドメイドならではの凝りに凝った超ハイレベルな仕上がりとなっております。
この個体最大の武器ともいえる部分はやはり、
角度や距離によって光の当たり方次第ではBLACKにみえるINDIGOトーンのセル生地で、生地の品質自体も非常にハイクオリティなものが採用されており職人によるハンドメイドの超高精度な作り込みと相まって
フレームの佇まい自体もプロダクトとしてしっかりと説得性のあるものになっているあたりも、
クオリティ優先主義のイギリスらしい側面が垣間見える部分となっております。
PANTOのかたちやブリッジのデザイン、超超極太なテンプルなどから、
サンプルネタは現代ではほぼ見かけない弩級クラスの1930-40年代のUKヴィンテージからと推測され、
当時のオリジナルで採用されていたアンバーや鼈甲柄系のクラシック系のセル生地ではなく、
あえてイギリス人の大好物であるINDIGOトーンのこの時代でしか存在しないモダンクラシックな印象のセル生地を採用しているあたりが
単なるオールドピースの模倣ではなく、
デザイナー自身の発想の組み合わせのセンスが光るこの一本でしか味わうことできない唯一無二でたまらないポイントとなっております。
MADE IN ENGLAND時代カトラーのヴィンテージのデッドは本当に市場でも一般的な流通がなく、
今回ブランド創業者の一人である故トニーグロス氏本人が生前に所有していたストックを譲り受けたという
LONDON在住でカトラー創業者でありデザイナーの故トニーグロス氏と親しかったロンドン在住の友人の方から
生前トニーグロス氏が実際に所有していた当時のアーカーブをお譲り頂きました。
ただ未使用で古いだけのデッドストック品とは全く意味合いの異なる、デザイナー本人が所有していた貴重なアーカイブで、
デザインや作りも素晴らしい由緒正しい出所かつ、通常ではまず出回らない厳選に厳選を重ねた内容の
世界的にみても超貴重なアーカイブピースのデッドストックですので、大切に長年ご愛用いただける本当にお好きな方にお譲りいただければと思います。



※SIZE
テンプルの全長 [145mm]
フレームの横幅 [131mm]
フレームの縦幅 [48mm]
レンズの横幅 [39mm]
レンズの縦幅 [32mm]
ブリッジ幅 [28mm]



※状態
1960年代-1970年代のデッドストック品。
使用において問題の生じる大きな問題もなく、全体的に綺麗で艶もあり非常に良い状態になります。
こちらはフレームのみの販売になりレンズは付属しておりません。



※製造国
HAND MADE IN ENGLAND



※色
INDIGO BLUE



※素材
プラスティック