アイウェアデザインの観点からモダンヴィンテージの中でも世界的に絶大なる評価をうけるCHRISTIAN DIORの最重要作品の一つである
1970年代西ドイツ製のOPTYL素材を使った最初期の革新的なプロダクトデザインとして世界的にも有名であり、
アイウェアアイコンとして度々メディアに登場するLADY GAGAが着用したことでその存在が爆発的に世にして渡った
CHRISTIAN DIOR 2030のデザインソースになったことは間違いない、
資料としても非常に貴重な1950年代から1960年代頃のFRAME FRANCEの折り畳み式サングラスがカオスの年ともいえる2020年末に驚愕発掘されました。
もはや文章では表現のしようがないほどの圧巻の構造や設計はもちろんのこと、
欧米のオールドアーカイブのリバイバルが得意な我々日本人には到底想像もつかない独創的をも超越した、
良い意味でぶっ壊れた思考回路のいわば天才がデザインし、超テクニカルに設計したことは間違いないことが、見れば見るほど伝わってくるはずです。
高度な技術で丁寧に薄く削り出された芯のない一文字のテンプルはフロントの一部としても存在すると同時にテンプルとしても 機能し、
このバー全体が薄い板状になっていることからフレキシブルなヘアバンドのように額から輪を描くように頭蓋骨を挟み込みという奇想天外な発想は、
明らかに実用できる芸術作品としてつくられていると想像できます。
使用されている生地はFRAME FRANCEの定番のアンバー生地である点もたまらないポイントですが、
これをフロントとテンプルで同色で柄違いのものを使用しているあたりも興味深く、
仕様されているリベットは五角星のSTAR型のものがメインで使用され、フロントを止めている２点のみ違う形状のものが使用されているという徹底的なこだわりようは、
芸術的な意識の高いフランス人の気質をいかにもあらわしているかのようで、 テンプルエンドにはストラップ用の穴まであけるという徹底っぷりには、もはや脱帽するしかありません。
もはや本来の目的であるサングラスであることを忘れさせらてしまいますが、
実際にかけてみるとDIOR2030とFRAME FRANCEを掛け合わせたような超越的なモードな世界観とオールドな質感がなんとも絶妙な調和で仕上がっており、
サイズ的にも幅広い層を対応してくれる実用的な超GOODSIZEな点や、
バッキバキな極上のデッドストックコンディションである点なども踏まえ、一切の非の打ちどころなしの内容と言って良いのではないでしょうか。
実用目的はもちろんのこと、使わない時はART作品として空間に展示し眺めているだけでも至福のひとときを味わえる、
モード全盛期ともいえる当時のDIORのデザイナーを含め、
まだごく一部のぴんぴんにトンがった層のみにしか知れ渡っていない秘蔵の逸品を本当の価値のわかる方にお譲りさせていただければと思います。



※SIZE
テンプルの全長 [135mm]
フレームの横幅 [139mm]※フロント部分の最大幅を計測
フレームの縦幅 [53mm]※上部のバー部分は含めない
レンズの横幅 [51mm]
レンズの縦幅 [41mm]
ブリッジ幅 [23mm]



※状態
1950年代-1960年代のデッドストック品。
使用において問題の生じる大きな問題もなく、全体的に綺麗で艶もあり非常に良い状態になります。
オールド物の日本製ヴィンテージデッドストックの度なしガラスレンズがインストールされております。



※製造国
MADE IN FRANCE



※色
FRENCH AMBER



※素材
プラスティック