昨今のヴィンテージ眼鏡シーン牽引する人気、知名度ともにナンバー１ブランドといってもおかしくないUSA製オリジナルのTART OPTICALから、
バレットホール搭載のWブリッジやCLASSICなティアドロップ型のレンズシェイプなど正統派なアビエーターディティールを踏襲した
USA製オリジナルTART OPTICALの後年のモデルでもほとんど見かけることのないスーパーマニアックモデルCARLOSがデッドストックで初登場となります。
当時のFRAME FRANCEを始め、1960年代後期頃からジワジワと浸透し人気を集めたセルフレーム系アビエーターの、 おそらく全盛期頃にリリースされたこのモデルは、
アビエーターとしては実に正統派なディティールやシェイプで構成されており、当時のベトナム戦争などの影響もあってか、
B&L RAYBANのアビエーターを始め。当時のアメリカでミリタリーデザインをベースにしたアイウェアが流行していたことが推測することができます。
サイズ展開もARNELやFDR、BRYAN、COWNTDOWN、LIZなどの主要モデルよりも大きめなレンズサイズで展開されており、
ホールド感の高い安定感のある20ブリッジで統一し、大きめなレンズサイズでサイズ展開をすることでクリアレンズ、サングラスと用途に合わせてサイズ選び出来、
それまでの主要モデルで無数に存在していたサイズ展開とは打って変わって、より限られたサイズ展開で万人を取り込むことのできる生産面な合理性も時代背景を反映した興味深いポイントとなっております。
無骨なイメージのアビエーターデザインとは対照的に、とろけるようなマイルドさのあるハニーアンバー系の生地感の対比も TARTらしいハイセンスな仕上がりとなっており、
クリアレンズで大きめなシルエットの眼鏡として、カラーレンズでサングラスとして、用途に合わせてどちらにも転ぶことのできるバランス感も良い感じです。
ここ最近のアイウェア業界の傾向では、現在のところ完全に光を浴びていないジャンルで、
いまいちイメージが湧きづらいシェイプ、デザインかとは思いますが、
古くから大きめなシルエットのアビエーターを愛用するアイコン的存在である鬼才、写真家テリーリチャードソン氏のセルフレーム系アビエーターのかけこなし方は達人レベルなので参考になるのではないでしょうか。
これまでポツポツと触り程度のレベルで見かけたTARTの後期のものが、これだけまとまってサイズ違い、カラー違い、モデル違いで見れること自体、ほぼあり得ないことかと思いますので、
今までの定番は定番で維持しながらも、この辺りのノーマークなジャンルに関してはまだ誰も見向きもしないうちに、
各種業界の方を始めとした固定観念にとらわれない高感度な方や、常に新しい刺激やネタを求めていた方等から順に選べるうちにピンポイントでピックしていっていただければ幸いです。




※SIZE 50-20
テンプルの全長 [135mm]
フレームの横幅 [133mm]
フレームの縦幅 [46mm]
レンズの横幅 [50mm]
レンズの縦幅 [41mm]
ブリッジ幅 [20mm]



※状態
1960年代-1970年代のデッドストック品。
使用において問題の生じる大きな問題もなく、全体的に綺麗で艶もあり非常に良い状態になります。
こちらはフレームのみの販売になりレンズは付属しておりません。
当時のオリジナルペーパースリーブが付属しています。



※製造国
MADE IN USA



※色
BLONDE



※素材
プラスティック